ご褒美
2008年 08月 01日今朝は食事も固形物を口にすることが出来たというし
表情も、話しぶりもしっかりしていた。
最近は 私が持っていくフレーバー入りのvolvickを気に入ってくれて
飲んでくれる。
ハーゲンダッツのアイスクリームも欠かさずもっていく。
アイスクリームは好物だったし
口当たりもよいので 食べてくれるからだ。
そして 今日は 先日生徒さんが母へと下さった本を持っていく。
文庫サイズの ネコの写真集で
それも仔猫たちの めちゃくちゃキュートな寝顔、寝姿を集めたもの。
その写真集を一緒に見ていたら
母が 可愛い仔猫の寝姿に 声を上げて笑った。
何年ぶりだろう。
母の笑い声を聞いたのは・・・
嬉しかった。
今日一日は その母の笑い声を聞くことか゛できただけで
もう十分に満たされた。
毎朝の病院通いは ちょっと心が重くて、
体もきつかったけれど
今日 そのご褒美を頂いたような気がする。
ネコの本を下さった生徒さんだけではなく
多くの方たちが 母と私を案じて
美味しいものを下さったり
声をかけてくださったりする。
本当に ありがたいことだ。
いつも病室を出るときに
母の手を握っていう。
「ママ頑張ってね。私も頑張るから」と。
頑張る という言葉は あまり好きではないけれど
上手く置き換える言葉も見つからない。
折に触れ 励ましてくださる方たちの気持ちが
頑張ろう気力を与えてくださるのだなあ、としみじみ思う。
ありがとうございます。