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嬉しい電話

今日は昨日に続き 事務所の大掃除なので
少しゆっくりベッドで休んでたら
電話で起こされた。

Yさんからだった。

彼女と友人のSさん二人で合わせて160歳ということで
27日にお祝いのコンサートを開いた。
二人は幼友達で シャンソンを学ぶようになって
再び大人になってから巡り合い
同じ教室で 仲良く学んでいた。

二人の年齢が合計で150才の時、つまり五年前に
やはりお祝いコンサートをした。
二人の故郷大阪でも「アートクラブ」を借り切って
たくさんの友人にかこまれ
にぎやかなコンサートだった。

二人とも とてもまじめで熱心な生徒さんだ。
定期的にレッスンを続け
お教室のイベントもほとんど全部参加して
シャンソンを大いに楽しんでいらした。

ところが昨年の八月、
教室の大きなイベント「わたしの巴里祭」が終わったころから
Yさんが体調不良を訴えはじめた。

結局診断はガンだった。
今やガンを患う方はとても多いし
生徒さんの中にも患ったかた、が何人もいるし
今闘病中で頑張っている方もいる。

だから それほど重篤な状態とは思っていなかった。

・・・・

ところがYさんは 今年の一月に
ドクターから余命6か月を宣告されていたという。
あとは奇跡・・と。

・・・
今年の八月の゜「わたしの巴里祭」、
「これが最後だわ」と言いながらも彼女は立派に歌い切った。

そのあと、中級の発表会まで 頑張ろう・・・と
11月にはそれも果たした。

次は・・じゃあ 160歳のお祝いコンサートをSさんと
しましょう・・・

というわけでおとといのコンサートとなった。

何回目かの 抗がん剤の治療は スケジュールを変更してもらって
ステージを終えてからということで
先延ばしにしたという。

コンサート自体は親しい友人たちとのこじんまりとした
内輪コンサートで清々しいものだった。
終わった後も スタジオで打ち上げのパーティーをした。
友人たちの 優しさがあふれた
気持ちの良いパーティーだった。

多分昨日あたりは疲れが出て寝込んでいるのだろう・・・と心配していたら
今朝電話がかかってきた。
それも とても明るくてしっかりした声で。

「自分でもびっくりしているけれど
160歳のコンサートしたら 次の日から元気なの。
いやあ・・・楽しかったわ・・・」と。
翌日抗がん剤治療のために病院に行ったら
先生がびっくりなさって
「あなたのお薬はシャンソンですね」とおっしゃったと報告してくださった。

予定していた、抗がん剤のお薬はやめることになったという。
ご本人も それがいいことなのか、悪いことなのかはわからないけれど
シャンソンがこんなに元気にしてくれてうれしいと・・・

私もめちゃくちゃ うれしかった。

次は「急流」を覚えたいからと
一月のレッスンを確認して 電話を切られた。

ああなんて いい気分の年の終わりなんだろう。
神に感謝。
# by lamanda | 2012-12-29 21:55 | Comments(2)

週末から今日まで

20木の 内幸街ホールのコンサート終わった後
21金はラマンダでの今年最後のシャンソネットライブ。
ライブの前に自由が丘FM。
ゲストは前半が井関真人さん
後半は保坂なつ子さんと遠藤由佳さん。。
http://www.ustream.tv/recorded/27899990

22土は横浜教室の後、品川プリンスホテルでのピーターの
クリスマスディナーショー。
歌で勝負しようとしないほうがいいのになあ・・・

23日は休みのはずだったけれど
コンサートの後始末と クリスマス会、仏歌クラスの発表会のプログラムを作りに
ラマンダへ。

24月は恒例ラマンダのクリスマス会。
一品持ち寄りで 楽しく歌う会。
大船教室の方たちが
トナカイの角の被り物やサンタの帽子など用意してくれたので
みんなはしゃいで 本当に楽しい会となった。
生徒さんからのドネーションで 黒真珠のペンダントなどがあり
じゃんけん大会で盛り上がった。

一度家に帰ってから
カトリック田園調布教会の深夜ミサへ。
クリスマスの深夜ミサは久しぶり。
田園調布教会は初めてだったけれど
駅からも近いし、美しい教会だ。
久し振りに聖歌をうたってお祈りして・・・
自分なりに よいクリスマスだったなあ・・・と思いながら
寒空の下を帰ることができた。

そして今日は「フランス語でうたう」クラスの発表会。
参加者は10名と少なかったけれど
ピアノ、ベース、シンセの伴奏で
みんな一生懸命歌った。
気持ちのいい発表会だった。
今年最後の発表会となった。

今年も生徒さんたちと たくさん歌ってきた。
来年もみんなが楽しめるような企画を考えていきたい。

・・・それにしても 毎日眠い。
# by lamanda | 2012-12-25 22:28 | Comments(0)

報告が遅くなりましたが
内幸街ホールでの「銀巴里メモリアル・アワー」
無事終了しました。

お出かけくださった皆様、
そして出演してくださった歌い手、ミュージシャンの皆様、
舞台監督の松浦さん
照明の八木沢さん、ホールのスタッフのみなさんには感謝しています。

前日が上野池之端の「キ」の出演。
季節のせいかもしれませんが
とても大勢のお客様に来ていただき嬉しかったです。

ライブの後、自由が丘に戻り
やり残した準備・・・アンケート用紙の印刷やら、
挨拶の原稿をかいたりしていたら
結局家に帰って寝たのが4時過ぎ。


朝起きて、さすがにこの体調でコンサートに臨むのはマズイと感じたので
11時に内幸街ホールについてから 
すぐにキューピーコーワゴールドを買ってきてもらい飲んだ。
普段 薬はほとんど飲まないので
グッタリしているときに この薬は実によく効く。

マツバ夫人がお祝いにすごく豪華なお弁当を入れてくれた。
2段で、「祝 第1回銀巴里メモリアル・アワー」と書いた
熨斗紙まで添えられていた。

嬉しくて パワーアップ。

コンサートの内容は
かなり自信があったけれど
本番は それをはるかに上回る充実したものになった。
何しろ 出演者の歌の上手さ。
さすが何十年も 意思を持って歌ってきた人たちだ。
これがプロだよね・・・というステージ。

以下 プログラム
・・・・・・・・・・・・・・・・・・

銀巴里メモリアル・アワーvol.1
シャンソン三昧
~内幸町ホールで逢いましょう~

- 1部 -
1.Quand On S’aime 加藤初枝・保坂なつ子
2.煙草の歌  秋篠樹里亜
3.蟻  渡辺歌子
4枯葉によせて  深江ゆか
5.リヨン駅   深江ゆか
6.雨とウィスキー加藤初枝
7.灰色の途杉田真理子
8.旅芸人のバラード岸本悟明
9今宵ただ一人友部裕子
10ムッシュ ウィリアムス竹下ユキ
11.ジョニー・パルメール保坂なつ子
12難 船  香川有美
13ブエノスアイレスのマリア 松宮一葉
14Piu Su  松宮一葉

- 2部 -
1.誕 生  秋篠樹里亜
2.Brokem Vow竹下ユキ
3.モーツァルトのピアノソナタK.331岸本悟明
4.もう森へなんか行かない杉田真理子
5.私の中のファド香川有美
6.帰り来ぬ青春加藤初枝子
7.千拍子のワルツ保坂なつ子
8.倖せな愛などない渡辺歌子
9.アヴェ マリア友部裕子
10. きよしこの夜     全員
11. 愛のメロディー    全員


演奏 藤原和矢&ラマンダ・カルテット
ピアノ 藤原和矢 / ベース 長尾雅道 /
ドラムス 野口迪生 / アコーディオン 横内信也

プロデュース 深江ゆか /
構成・演出 深江ゆか、松浦進一
舞台監督 松浦進一
照明 八木沢 淳(六工房)
主 催 NPO法人シャンソネット / 制 作 ラマンダ

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第1回目ということで 
私がステージで 挨拶して このコンサートの主旨を述べた。
以下 挨拶のために書いた原稿です。
全部はしゃべってはいないけれど
ココに書いたもので どんな想いで開催したのか
理解していただけるかと思う。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1951年、昭和26年に開店し 1990年、平成2年12月29日に「銀巴里」は閉店しました。
銀座7丁目のかつて「銀巴里」があった辺りは、
今はもう当時の面影はなく、新しいビルが建っています。
閉店から20年以上も経つのですからら当然のことです。
「銀巴里」の地下へ降りる入口のあったあたりに、
小さな「銀巴里の碑」という石碑があります。道の傍らに建てられたその石碑は、
かつてそこに「銀巴里」というシャンソンのライブハウスがあったことを静かに示しています。
今でも7丁目の日本楽器の角を曲がると 「銀巴里」の緑の大きな看板が見えるような気がします。
そして 店に続く階段を降りるときのちょっと興奮した気分もよみがえってきます。

今、シャンソンは大変多くの方が楽しんで歌われるようになりました。
全国、どこのカルチャー・スクールでもシャンソンの講座がいくつかあり、
多くの生徒さんがシャンソンを楽しく学んでいます。

そこで歌われている歌の多くは かつて「銀巴里」の先輩や仲間たちが、歌っていたものです。
フランスのレコードから良い歌を見つけ、楽譜をおこし、
日本語の訳詞を頼んで書いてもらったり、自分で書いたり・・・。

「銀巴里」では 歌い手たちが競うように、
新しい歌を、日本人がまだ唄っていない曲を見つけ出し、
自分のフィルターを通して歌い込み、磨いてきました。
そして そんな歌い手たちの切磋琢磨を楽しみ、
応援してくださるお客様たちがいらして、
「銀巴里」のホールの中はいつも熱気に包まれていました。

フランス生まれのそれらの歌たちは、
歌い手たちに大切に歌い継がれ、
今やシャンソンは日本の文化の一つとも胸を張っていえる程に育てられました。

先日、「銀巴里」の頃からのお客様が訪ねていらっしゃいました。
今日のコンサートにどうしても来ることか゛できなくて残念だけれど、
「お祝い」とおっしゃって包みを手渡してくださいました。
開けてみるとそれは「銀巴里」の最後のスケジュール表と、
最後のステージの時にお客様に配られた紙が丁寧に額装してありました。
その紙には「詩人の魂」の歌詞と、お店からのメッセージが書かれていました。

「詩人の魂」はシャルル・トレネの1951年の作品です。
「銀巴里」開店の年です。
ご存じの方も多いと思いますが「詩人たちが逝ってしまって、
長い月日が過ぎ、その歌を誰が創ったのかということも、わすれられても 
人々は 幸せな時に、あるいは悲しみを癒す時に歌い続けている」といった内容です。

お店からのメッセージにはこんなことか゛書いてありました。
「銀巴里」40年の間にお店のホールに流れた歌はのべで おおよそ100万曲。
その歌たちは何処へ行ってしまったのか。
「銀巴里」が無くなり、その名前がすっかり忘れ去られた頃になっても、
どこかの街角、誰かの胸で時々思い出したように響き、人の心を優しくしてくれたら・・・と願っています。 Adieu
Adieu はもう二度と会えない時に使う別れの言葉です。
あの「銀巴里」という店はもう二度と訪れることはできません。
でも そこに流れていた歌たちにはめぐり逢うことか゛できます。

今回のコンサートは「銀巴里」というお店へのノスタルジーだけで開催するのではありません。
何かを創りたい、表現したい、伝えたい、という歌い手たち、そしてそれを支えるミュージシャン。
みんなの音楽に捧げた想いが今も生き続け、守りつづけられているということを
もう一度確認し、広く知っていただきたいたいという思いがあったからです。
本日のステージの中から 私たちの想いを感じていただけましたら幸せです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1万円というチケットの値段に関しては
いろいろな意見もあったけれど
今回の11人が創ったステージは それ以上の価値があったように感じている。

実際、様々な経費をひくと チケット完売でも
赤字をどうにか出さなくて済むかも・・・という状況だ。
続けるためには 赤字は出せない。
続けたいと思う。
でも 1回目にあんなステージができてしまったので
次はどうしょう・・・と悩みます。
# by lamanda | 2012-12-23 17:20 | Comments(2)

チケット完売

怒涛のような日々。

そして12月20日のコンサートまであと三日。
チケットは完売。
パチバチバチ。
お出かけ下さる皆様、ありがとうございます。
期待を裏切らないよう
がんばります。

そしてこれから銀座の「🐸たち」に歌いに行って来ます。
# by lamanda | 2012-12-17 18:12 | Comments(0)

もう週末

昨日金曜は 昼間12/20内幸街ホールでのコンサートの
二回目のバンドリハ。

夕方から久しぶりに自由が丘FMインターネットテレビ&ラジオの
「シャンソン カフェ」に。
花田和子さんがゲスト。
八月に続き二回目。

途中で地震。
古いマンションの四階にスタジオがあるので
揺れるとかなりコワイ。
どういうわけか この番組をやっている最中によく地震にあう。
積み重なった機材がカタカタ激しく揺れる。
番組の最中だし、どうしたものかと いつも迷う。
あそこで死にたくないし・・・

番組後半に 保坂なつ子さん、加藤初枝さん、秋篠樹里亜さん、遠藤由佳さんが
スタジオに来てくれて 12/20のコンサートへの熱い想いを語ってくれた。

どうぞみなさん お楽しみに。

夜はシャンソネットライブ。
花田和子さん、奥野秀樹さん、井芹悠さん、横山智子さんの四人のゲスト。
みんなの歌、それぞれに熱くていい。
花田さんの「フレデ」や「愛し合わぬままに」 本当にグッとくる。


・・・・・・・・・
そして今日は 昼間はジュルネ・ド・ラマンダ。
ゲストは青木裕史さん。
超満員のお客様。
さすがシャンソン界の貴公子のおひとり。
マダムたちの熱気で暖房不要。

私は横浜教室へ。
「愛しかないとき」

ラマンダに夕方戻ってから
松浦さんと12/20のコンサートの打ち合わせ。
話していると 彼の銀巴里への熱い想いがヒシヒシと伝わってくる。

とにかく 楽しみにして お出かけください。
# by lamanda | 2012-12-08 21:36 | Comments(0)