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永遠の三秒

先日のクレモンティーヌさんの監督作品で

写真家ロベール・ドアノー氏のドキュメンタリー映画
「パリが愛した写真家/ロベール・ドアノー<永遠の三秒>」が

トークイベントと一緒に上映されると聞いて出かけた。

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ドアノー氏はクレモンティーヌさんの祖父にあたる方。

渋谷の松濤にあるアップリンクという映画館。

試写室の様な、50人ほどが定員の会場。


生い立ちから始まり、その仕事やインタビューを通して

「イメージの釣り人」と呼ばれた写真家ドアノー氏の作品の魅力の源が
ジワジワと見えてくる映画だった。

ご本人へのインタビューの中で
「写真を撮るのは
1/100秒。50年の写真家生活の中で満足できる作品は300
点。つまり全部で3秒・・・」
といったお話が出てくる。

そこからこの映画の邦題がつけられたということだ。

そうか・・・。

映画の後、休憩を挟んで写真家の松本路子さんと、
ドアノー氏の作品の日本での著作権を管理し、
様々な写真家の多くの写真展を立ち上げてきた佐藤正子さんという方のトークイベント。

佐藤正子さん曰く、良い写真とは?と問われたときに、上手い写真が良い写真というわけではなく
「ずっと見ていたいと思わせる」写真が良い写真だと。

そしてお客の入らない写真展と入る写真展の違い・・・
お金をかけてマスコミでいっぱい宣伝したものは沢山の集客ができる。
必ずしもいらっしゃる方は写真ファンというわけではなくて
「宣伝で耳にし、多く目にした有名なものを見に来る」というお客様・・云々。

今はデジタルプリント時代で、
それこそ簡単にネットでもいろいろな作品を見ることか゛できるけれど、
銀板写真や暗室で一枚ずつプリントしたものはその黒の色の深さが違うので、
是非展覧会に足を運んでそういったところも見て感じて欲しいと・・・
なるほど、歌も
CD
で聞くのとライブで聞くのとはでは醍醐味が違うようなものかな・・・
などと思いながら二人のお話を興味深く聞いた。

写真も、音楽も・・・美術でもダンスでも・・・要は「表現」は手段が違っても、
人の心を捉える魅力の本質も、問題点も同じなのだなあと改めて思った春の宵でした。


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by lamanda | 2018-03-14 19:23 | Comments(0)

シャンソン


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